よこっぴの副業塾

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【初心者用】ソーシャルレンディングのリスクと対策【危険はこう判断する!】

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皆さん、こんにちは。ちょっと夏バテしてるよこっぴです。

 

今日は、最近業界全体が大きく変わりつつあるソーシャルレンディングのリスクについて、改めて紹介したいと思います。

 

ソーシャルレンディングをこれから始めようと思っている方は、悪い情報を聞くと不安になりますよね?

本当に投資として成り立つのか?詐欺に合うんじゃないか?

 

まだ始めたことがない方はこんな風に考えても無理はありません。

今日の記事では、そんな不安を解消するために、ちゃんとリスクを整理してお伝えします。

 

どこにリスクがあるかが分かれば対策もできますよね!

 

これからソーシャルレンディング始めようとしている方は、この記事を参考にしてリスクをしっかり抑えて業者選び・案件選びをしていただければと思います。

リスクの種別について

ソーシャルレンディングにおける主なリスクは以下の2つです。

 

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ソーシャルレンディングの主なリスク

ざっくり分けると2種類に集約されますのでそれぞれ個別に見ていきたいと思います。

 

事業者リスクとは

現在、ソーシャルレンディングを行っている事業者は23社あります。

(もう1社ありますが実質的に機能していないのでカウントしません。)

 

そして今後もますます新規事業者は増えることが予想されます。

 

これだけの企業があるとどこの事業者で申し込みを行うか迷ってしまうところです。

そこで、どこをチェックすれば「より失敗しないか」という観点で比較検討を行う必要があります。

 

どこをチェックするのか

いわゆる「事業者リスク」とは、事業者の倒産リスクと不正リスクです。 

投資をしている事業者が倒産してしまった場合又は不正が発覚し事業が頓挫した場合、最悪投資した資金は戻ってこない可能性があります。

 

ただ、以下の視点で比較すれば、ある程度リスクは低くできます。

①親会社は上場しているか
②出資を受けている会社はどこか
③実績はあるか
行政処分された経験があるか(ある場合の対応は)
⑤得意とする案件のジャンルは何か
 

  ①親会社は上場しているか

当然ですが上場している方が信用は高いです。

また、上場していれば透明性が確保されており、財務諸表が見れる人は、上場企業の決算書等を参考にできます。
 
 
②出資を受けている会社はどこか
親会社がない場合に企業からの出資を受けている事業者があり、その後ろ盾が大手企業であれば信用は高いです。
例:クラウドクレジット伊藤忠などから出資を受けている。
 
 
③実績はあるか
累計応募金額よりも配当金総額を見るようにし、きちんと配当金が配分されていることを確認してください。
 
 

行政処分された経験があるか(ある場合の対応は)

これは今後特に重要になると思っています。

私が講座開設した時はそれほど経験がある事業者がありませんでしたが、最近は立て続けに起こっているので、その後の対応を追っていけば信用できる事業者を判別しやすいと思います。

 

最近では、最大手のmaneoを運営するmaneoマーケット社が「業務改善命令」を受けています。

※maneoの案件ではなく、maneoマーケット社が募集の取り扱いをしているグリーンインフラレティング社の案件に関連したことです。

www.crowdport.jp

 これらの経緯を追っても、maneoマーケット社は投資家に対して迅速に丁寧に対応している印象があります。
 
このように、「行政処分を受けた事業者」=「口座開設やめておくべき」という単純な図式ではありません。
むしろ、その後の対応次第では、以前よりも信用が増す場合すらあると思います。
 
 
⑤得意とする案件のジャンルは何か
これは好み・投資スタンスの問題もあります。
 例えば、社会貢献につながるような事業に投資したいとか、不動産を扱っている事業者ばかり申し込むと分散投資にならないとか。パチンコ案件は絶対イヤという人もいるでしょう。
 
関係法令の改正や社会情勢の変化によって特定のジャンルに逆風が吹くことがありますので、大きな社会の流れを考慮する必要があります。
 
 
なお、上記の項目について調べるのに便利なのが、クラウドポートの会社比較ですので紹介しておきます。

案件リスクについて

案件リスクとは、各事業者が募集しているファンドがデフォルトするリスクです。
💡用語解説

ファンド:各事業者が募集している事業案件
デフォルト:各ファンドにおいてなんらかの理由で配分が遅れたり払えなくなること

ソーシャルレンディングでは、法令上、各事業者の融資先を明記することができません(匿名化)。
 
そのため、融資先の相手を見て「きちんと返還してくれそうだ」という判断ができません。
つまりある程度、各事業者の選球眼を信じるしかない状況なのです。
<補足説明>
この匿名化問題については、ようやく今年度になって金融庁から各事業者に2018年度中には情報開示を可能にする旨が知らされたとの報道がなされ、なんとか解決に進んでおり、投資家として歓迎すべき状況になっています。

 

どこをチェックするのか 
上記のような状況の中、「どういった基準で投資するファンドを選ぶのか」についてですが、以下の項目を確認するようにしてください。
①担保・保証がついているか
②利回りが高すぎないか
③運用期間
 
① 担保・保証がついているか
これがもっとも重要です。
投資家としては、たとえデフォルトしたとしても、最終的には投資元本が戻って来れば最悪OKなわけです。
もし事業がうまくいかず資金を回収できなくなったら、担保を売りはらうことで投資家にお金を戻すことができます。
 
ただし、担保・保証がついていればなんでもいいわけではなく、その中身が重要です。
案件によっては、「代表者保証」なんてものもありますが、デフォルトが起こった会社の代表者が保証についたところで、支払う能力があるのか疑わしいので、「ついてないよりはまし」といったところかと思いますw
 
担保・保証については、クラウドポートのこちらの記事がわかりやすいので紹介します。
 
 ②利回りが高すぎないか
基本的には、「利回りが高い=リスクが大きい」という認識で間違いないです。
 
許容できるリスクの大きさは人によりますので、余裕資金が少なく、あまりリスクを取れない人は高い利回りの案件は避けた方が無難です。
 具体的には利回り10%を超えるとかなり高いと思っていいです。
 
利回り7%とかでも遅延が発生している案件もあります。
 
 リスクと利回りはトレーオドフですので、担保・保証がしっかりしているものは利回りは低いです。
例:オーナーズブックは手堅い案件ばかりですが利回りは低いです。 
 
そのため、投資する総額の中で許容できるリスクに合わせて、いろんな利回りの案件に分散投資することでリスクを低減できます。
 
 
③運用期間
あまり先のことは不確定要素が多いので、運用期間は短い方がリスクは低いです。
運用期間は、短いもので数ヶ月、長くて3年くらいです。
 
運用期間が長いと、その期間中は資金が拘束されるので他の投資などにお金を回したくても取り出すことができない点もデメリットとなります。
 
逆に、運用期間が短いと資金の自由度は上がりますが、
・再投資したい場合に手間がかかる
・再投資したい場合にいい案件があるとは限らない
・投資できない空白期間が開くことで年間の利回りとしては下がる
といったデメリットはあります。
 

初心者はどうするべきか?

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まずは以下のように手堅く始めてみるのがオススメです。
 
①事業者は実績のある上場企業系で!
②担保・保証つき案件だけ!
③利回りを求めない!
④運用期間は短めのもを!
最初から全てのリスクを考慮して案件を比較できる人などほとんどいません。
 
いざ始めてみると、自分の中のソーシャルレンディングに関するアンテナが高くなるはずです。
高くなったアンテナで拾ってきた情報は、自分の投資した案件と照らし合わせて評価することができます。
 
つまり、インプット→アウトプットより、アウトプット→インプットの順の方が質の高いインプットができるということです。
 
まずは始めてみることが重要です。
 
なおオススメの事業者についてはこちらにまとめておりますので参考にしてみてください。

 

www.yoko500.com

  

まとめ 

ソーシャルレンディングには大きく2つのリスクがある。

それぞれについてリスク低減のために以下のことをチェックしましょう!

 

事業者リスクへの対応

①親会社は上場しているか
②出資を受けている会社はどこか
③実績はあるか
行政処分された経験があるか(ある場合の対応は)
⑤得意とする案件のジャンルは何か

 
案件リスクへの対応

①担保・保証がついているか
②利回りが高すぎないか
③運用期間 

 

これらのことを考慮して慎重に始めれば、大失敗する可能性は低くなるかと思います。

ただ、慣れてきた頃に利回りの高いものばかり手を出すと痛い目をみるかもしれませんのでご注意を!

 

投資は自己判断でお願いしますw

 

ではでは、みなさんが実りある投資ライフを送れますように( ´ ▽ ` )